フィンガービスケットの代わりは?〜家で作るティラミス〜

ティラミスの下敷きになっているコーヒー味のぐしゅぐしゅした部分、あれはフィンガービスケットにエスプレッソを染み込ませたもの。フィレンツェに行った時に参加したマンマのお料理教室でもフィンガービスケットを使っていました。フィンガービスケットはアメリカではレディフィンガー (Ladyfinger)といいますが、結構いい値段。何十枚も入ったオレオのパックとふんわり軽いフィンガービスケットがほぼ同じ値段ってちょっとないよね、ということで私はいつも別のものを使います。ビスコフ(Biscoff)、飛行機の機内食(機内スナック?)で出るあれです。

ビスコフなら手に入りやすく、半分は余るからおやつにもなるしお得だね。コストコならさらに安く買えます。4パック入って5ドルとか。しかもビスコフの袋に“Coffee's best companion”って書いてあるからティラミスに合わないはずがない!
ビスコフはフィンガービスケットに比べて薄いけど、ティラミスの土台にしたらエスプレッソのビターさもしっかり残って食感もフィンガービスケットにそっくり。ほら、断面も普通のティラミスと遜色はほとんどありません。ビスコフは少し甘みが強いので、強めの味のエスプレッソを用意し、フィリングのお砂糖を調節すればちょうどいい感じ。フィンガービスケットの代用品としておすすめです。でもフィレンツェのマンマがこれを見たらがっかりしちゃうかも。

How to make ?

<材料>
マスカルポーネチーズ 225g
生クリーム 1カップ
黄身 4個
砂糖 100g
エスプレッソコーヒー 半カップ
ビスコフ 10枚くらい
純ココア 少し

<必要な道具>
泡立て器と20cm×20cmのパイレックスなど器

<作り方>
1)
生クリームと砂糖50gを泡立て、最後にマスカルポーネを投入
2)黄身と砂糖50gを薄黄色になるまで混ぜる(3倍くらいのボリュームになるまで)
3)1と2を混ぜ合わせる
4)ビスコフをエスプレッソに1枚ずつ通して器に並べる(ビスコフはすぐにコーヒーが染みるので手早くね)
5)3のミクスチャーの半分をビスコフの上にふんわり
6)4と5をもう一度くり返す。ココアパウダーを茶漉しを使ってふりかける

ビスコフはフィンガービスケットに比べて薄いけど、ティラミスの土台にしたらエスプレッソのビターさもしっかり残って食感もフィンガービスケットにそっくり。ほら、断面も普通のティラミスと遜色はほとんどありません。ビスコフは少し甘みが強いので、強めの味のエスプレッソを用意し、フィリングのお砂糖を調節すればちょうどいい感じ。フィンガービスケットの代用品としておすすめです。でもフィレンツェのマンマがこれを見たらがっかりしちゃうかも。

Maya

アメリカのロサンゼルス郊外在住。日本の大学卒業後から15年以上、仕事も趣味も旅行な毎日で60か国以上をふらふら。時に母を連れ、そして途中には旅行の友(主人)を見つけ、強引に(?)あちこち。東京にある秘境系旅行会社でワイナリーツアーのアレンジや自分でも世界各地のワイナリーを訪ねるうち、ワインのことも知りたくなり、旅行の仕事の片手間にワインの勉強も。WSET Level 2資格保持者。日本のソムリエ資格同等レベルのWSET Level 3結果待ち。

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