グレンエレン (Glen Ellen) で過ごすソノマカウンティ24時間
ナパ&ソノマといったらアメリカの2大ワイン産地。太平洋岸に沿って南北に広がっているのがソノマカウンティ、内陸に南北に広がっているのがナパカウンティです。2つのカウンティの間にはマヤカママウンテンがあり、山が境界線になっています。海からの距離やこの山の関係で、ナパバレーとソノマバレーは小さなエリアごとにがらっと気候が変わり、ユニークなワインがたくさん醸造されています。
超有名(&超高級)ワイナリーがわんさかあり、車内でテイスティングができる列車「ワイントレイン」も走る、おしゃれでにぎやかなナパ郡に比べると、ソノマ郡はとても素朴。ダウンタウンのソノマでも歩いてぐるっと回れるくらいの大きさで、穏やかでくつろいだ雰囲気があります。
ソノマカウンティを旅行するのにソノマ市内に泊まるのは普通すぎる選択。今回見つけたのは、グレンエレン(Glen Ellen)という街。静かなソノマカウンティで静かに過ごすなら、ソノマダウンタウンから車で15分ほど北上したところにある、グレンエレンがおすすめです。グレンエレンに何があるの?と思った方へ。正直なところ、これといったものはありません。グレンエレンの真ん中には小さなレストランと小さなスーパー、そしてワインショップ兼テイスティングルームがあり、街を囲むようにいくつかのワイナリーがあるくらい。
グレンエレンの集落は車で30秒で通過できてしまうほどです。もはや「村」のレベル。グレンエレンに泊まると、レストランもワインテイスティングも、そしてホテルも、選択肢はあまりありませんが、個性的な施設が集まっています。ワインについていえばグレンエレンはソノママウンテンAVA (American Viticultural Area) の一部で、丘陵の斜面には微妙に気候状態の異なるエリア(マイクロクライメイト)を上手に利用したこだわりのワイナリーが点在しています。そんなかわいらしい街だからこそ、静かなソノマカウンティを楽しみつつ、近くのワイナリーを訪ね、そして夕食を食べて、寝るというソノマカウンティでの理想的な1日が完結できるのです。ワイナリーツアーにつきもの「運転どうすんのよ」問題もグレンエレンに泊まれば解決します。なぜならワイナリーが徒歩圏内にあるからです。ワイナリーからの帰り道は車にひかれないように気を付けて歩いてくださいね。
<ソノマカウンティ・グレンエレンで過ごす24時間:おすすめの時間割>
15:00 グレンエレンのホテルチェックイン
16:00 グレンエレンのワイナリー見学&テイスティング
19:00 ホテル近くでお夕食
21:00 ホテルでのんびり
——Next day——
08:00 お待ちかね朝ごはん
10:00 お部屋の荷物をまとめる
11:00 ちょっと早めにチェックアウト
11:30 グレンエレンをさらに北上してスヌーピーの故郷「サンタローザ (Santa Rosa)」へ行く OR ソノマダウンタウン散策 OR もっとワイナリー
13:00 お昼ご飯