Villa Maria Sauvignon Blanc 2020 Private Bin| ヴィラマリア ソーヴィニヨンブラン プライベートヴィン
ワイン名:ヴィラマリア<ソーヴィニヨンブラン> 2020年
生産国&地域:ニュージーランド/マールボロ
ワイナリー:ヴィラマリアニュージーランド
品種:ソーヴィニヨンブラン100%
ヴィンテージ(収穫年):2020年
値段:$7 (2021年)
購入場所:コストコ@San Barnerdino
日本での購入可否:楽天、アマゾンなどで可能
2月25日のブログに引き続き、同じヴィラマリアソーヴィニヨンブランの2020年ヴィンテージを入手。もう2020年?と思いましたが、世の中がわさわさしている間に時間はあっという間に過ぎ、もう2021年です。
このワインはWSET Level2のテイスティングの宿題用に購入したのがきっかけ。意識しなくても名前とラベルを記憶してしまうくらい印象に残るおいしいワインで、またもコストコで発見!しかも2ドル割引で1本たった7ドル!この手のソーヴィニヨンブランは早造りとはいえ、数か月かけて醸造され、瓶詰めし、ニュージーランドからアメリカまで運ばれてきて・・・それが7ドルなんてどういう風に経済が回っているのか不思議になってしまいます。トレーダージョーズで1本$1.99で買える大人気のワイン「ツーバック・チャック(Two Buck Chuck)」もそうですけど、どうしたらこんな値段にできるのかわからない問題。ツーバック・チャックは一時$2.5に値上がりしましたが、また最近$1.99に値下がりしてるみたいですね。
このヴィラマリアソーヴィニヨンブラン2020年ヴィンテージも2019年のものに極めて近い香りと風味がします。うっすら、いや、はっきりと感じる甘味。2019年と比べると断然甘いです。なのでオフドライ、少しの甘味を感じるソーヴィニヨンブランです。ニュージーランドの南島にあるマールボロ地域には北にワイラウバレー、南にアワテレバレーという2つの谷が平行して東西に走っています。ニュージーランドは南半球に位置していますので、日本やアメリカと正反対で北は温暖で、南にいけばいくほど涼しく風が強い気候になります。ヴィラマリアソーヴィニヨンブランの味からして、少なくとも2020年ヴィンテージはトロピカルな温暖なエリアのフルーツの香りと風味があるので、おそらく北にあるワイラウバレーエリアで収穫されたぶどうが多く使われているのではないかと思われます。
このクラスの大量生産系ワインだと細かいファクトシート(ぶどうの収穫場所や製造過程などを記載したもの)がないところも多いのですが、ヴィラマリアのウェブサイトを探ってみたら2018年から2020年ヴィンテージのテイスティングノートがありました。
2020年はワイン中の残糖量は6g(1L当たりの糖分)、酸味が7.7g(1Lあたりの酸の量)
2019年は残糖量3.4g、酸味6.6g
甘味も酸味も両方とも2020年のヴィンテージの方が強いことになります。当たり前ですが、ワインは甘味、酸味、アルコール度数、タンニン(赤ワインの場合)のバランスが重要。酸味にボリュームがありすぎると飲みにくくなるので、甘みがそれをカバーしているワインはたくさんあります。2020年のヴィンテージも甘いだけではなく、同時に酸っぱさもしっかり残ったバランスのよいワインということになります。
ヴィラマリアソーヴィニヨンブラン2019年ヴィンテージのテイスティングノートにも記載しましたが、このワインを販売するとある楽天ショップによれば、プライベートヴィンシリーズのソーヴィニヨン・ブラン(このワイン)が英国王室がバッキンガム宮殿、ウィンザー城で催される数々のイベントで使用されているそうです。昔の話?それとも今も?いろいろ疑問ですが、それだけ味はいいということ。しかしヴィラマリアのホームページにはそんなこと一言も書いてありませんので、参考程度にしておく方がいいかもしれません。私のお気に入りワインであるが故、つい長いテイスティングノートになってしまいました。